コロナ自粛明けの注意点まとめました。

827日に出された、コロナウイルス感染予防のための県独自の緊急事態宣言および、蔓延防止重点措置も今月末には解除の予定です。

 

この間、子どもたちの活動も様々な制限があり、スポーツ活動も多くの制約を受けてきました。

宣言解除を目前に、保護者の方々から、

 

「自粛明けに身体を壊さないためにやっておいたほうが良いことはありますか?」

 

との趣旨のお問い合わせを沢山頂きました。

そこで、アスレティックトレーナーとして多くの選手のケガの予防に関わってきた、チーフの渡辺が自粛明けの注意点についてお伝えします。

 

自粛明けに注意しておきたいこと、やっておきたいことは3点あります。

 

1つ目は練習量のコントロールです。

過去の自粛明けにも必ず起きていたことですが、自粛期間中の練習不足、体力低下を取り戻そうとついつい練習量を増やしてしまう傾向にあります。

これが最も危険です。

2週間くらいかけて徐々に運動量を上げていくことをお勧めします。

具体的には、通常の練習量の50%程度からスタートし、3日目に60%、6日目に80%という具合に徐々に練習時間や練習量を上げていくと良いでしょう。

これは、お子様本人が意識することも大切ですが、周りの大人がコントロールすることも重要だと思います。

練習や試合など、様々なことが一気に動き出すので、焦る気持ちもありますが、ケガや故障をしてしまっては本末転倒ですし、ジュニア期のケガや故障は、その後の選手生命に大きな影響を与えることが多々あります。

目先の試合ではなく、未来を見据えて練習を再開してください。

 

2つ目は暑熱順化です。

10月とは言え、まだまだ暑い宮崎です。

この1ヶ月、活動量の低下とともに発汗量も低下しています。

活動量の低下・発汗量の低下は、汗腺の働きを弱らせるとともに、水分代謝をはじめとする様々な代謝が低下していることが考えられます。

暑熱順化で最も大切なのは、汗をかけるようにすることです。

暑熱順化を考えても、練習量は徐々に上げていくことをお勧めします。

 

3つ目は、適切なウォーミングアップと練習後の身体のケアです。

ウォーミングアップにはぜひ、BUSHITSUで行っている『関節体操』を活用ください。

BUSHITSUで行っている体操は、スポーツ活動で使う全ての関節のすべての動きを引き出すように作られています。

(肩や股関節のような大きな関節だけでなく、背骨や手や足にある小さな関節まで)

スポーツ活動中のケガや故障の多くは、自分の身体を自分の思った通りに動かせない時に起こります。

体を動かしているのは、筋肉と関節と神経です。

体操をすることで、それらの動きを良くすることができます。

練習後のケアに関しては、様々な方法がありますが、重要なのは3つです。

 

①疲労のコントロール。

これには、練習直後のアイシングです。肩や膝などの関節だけでなく、太ももなど大きな筋肉を冷やすことも効果的です。

 

②筋肉の状態を整えること。

これには、マッサージが効果的です。お父さんやお母さんがやってあげるのもいいですが、ストレッチポールなどを活用することで自分でやる習慣を身に着けることも重要です。

具体的な方法に関しては、下の動画をご覧になってください。

 

③身体のバランスを整えることです。

ジュニア期の身体は柔らかいので、運動動作の癖がつきやすいので、この癖をその日のうちのリセットしておくことが大切です。

これにも、ストレッチポールを使ってやる方法が最も簡単で最も効果的です。

ストレッチポールの使い方も、下の動画でご案内しております。

 

せっかくスポーツ活動が始まっても、ケガや故障で活動を制限させることがないように、しっかり準備して自粛明けを乗り越えていきましょう!

ご相談、ご質問などございましたら、BUSHITSUまでご連絡頂けると幸いです。

 

※ ストレッチポールは、BUSHITSUで販売しております。御用命の際は、ご連絡お待ちしております。