日本一3度の多賀少年野球クラブの辻正人監督が、BUSHITSUにお越しになりました。
(今回は、初の宮崎県だったそうです。
小林市で150名参加のスポーツ少年団講習会の講師をされた翌日でした)

辻さんは、少年野球チームを創設・監督をされて36年。
今まで全国制覇が3度、世界大会でも優勝経験のある多賀少年野球クラブです。
そしてなんとチームメンバーは現在150名。
(人口6000人の町)
全国から移住してまで入団してくる子供(家族)もいる大人気チーム。
日本で1番有名な少年野球チームです。
辻さんのことは、昨年10月にNHK「プロフェッショナル〜仕事の流儀〜」という人気番組で放映された時、サインなしで子供達が楽しく主体的に考えながらプレーする姿に大変、興味を持ちました。

上意下達ではなく、選手主体の今の時代にふさわしいスポーツの在り方。
そのうえで全国トップの実力とメンバー数を持つ少年野球チームに興味津々になりました。
辻さんの書籍もすべて購入し読み漁り、益々、興味と関心が膨らみ..

アポ取りしてみたら、見学も「全然大丈夫ですよ👌」とのことなので..
滋賀県多賀町まで見学に伺うことにしました。

昨年、11月の雪がちらつく極寒の日。
多賀少年野球クラブの本拠地・滋賀県多賀町の滝の宮スポーツ公園に伺い練習見学をさせて頂きました。
その当時、130名だった幼児〜6年生のメンバーが時間を分けて全く無駄なく効率よく練習していました。
とにかく、凄い人数の野球少年たちがスポーツ公園の隅々まで使って練習している様子は圧巻。
しかも特別に指導者の人数が多いわけでもない。
辻さんの考え抜かれた練習計画に、それぞれのご家族の協力も加わって、遊んでる時間などない質の高い野球の練習が出来ていました。
まさに、辻さんが「滝の宮ランド」と言われる野球パーク。
ここは野球少年たちにとってディズニーランドより魅力的なパークです。
多賀少年野球クラブは、実は、誰もが知るプロ野球選手はじめ、甲子園球児も数えきれないほど育てられています。
でも、、、
「僕はプロ野球選手になることを勧めない」
辻さんはよくそう話されています。
それよりも、将来、社会人として自分の頭で考えしっかり稼ぐことができる人間を育てる。
野球だけでなく、野球を通して目標を実現する方法を自ら考える人間。
これからの時代は、作業だけの仕事はなくなっていく。
起業家魂があり、新しい時代に社会で活躍できる人間を育成する。
そんなことをおっしゃっています。
だから、子供達が自ら考え主体的にプレーする。
目的を理解して、考えながら練習する。
そのために、驚くような環境と仕組みを整えていました。
(その象徴が、練習試合中の4年生チームの多賀ベンチに大人は1人もいませんでした。)
ここでは、あまり詳しく書き過ぎて、誤解が伝わるといけないので。
(また直接、宮田に聞いてください。)
さて、今回の宮崎での再会でも、沢山学びのある話を伺いました。
辻さんの野球に対する情熱、仕組みづくり、マネジメント能力、サービス精神。
そして、コミュニケーション能力。
そして、今回印象に残ったのは、
「チームの強さより、1人1人の子供の成長が大切
その結果、チームは強くなる。 」

今回も、素晴らしい学びと気付きを沢山頂いた1日でした。
さて、もちろん宮崎にも熱い想いを持った素晴らしい指導者の方々が沢山いらっしゃいます。
そんな指導者の皆さんのご活躍を願い、応援し、また協力しながら。
宮崎のスポーツの発展にBUSHITSUは力になっていこうと思いました。
スポーツは、生きていくために必要な力を育てられる。
そんな価値が山盛りです。
何に目を向けてスポーツ活動に取り組むか?
ここが大切なんだと思っています。
アスリート道場BUSHITSU 代表
宮田 拓
辻監督は、基本的に多くのyoutube動画に取り上げられています。
(対戦相手の子供たちからはユーチューバーと思われているほど)
その中でも私・宮田が1番好きな映像は、仙台育英高校野球部監督の須江監督との対談です。
今の時代にふさわしい野球眼に触れられます。