今は”アップデート”のタイミング
小学生も高学年になると、子どもたちの身体は一気に大きく成長していきます。
この時期こそ本当に大切なことがあります。
それは「身体機能のアップデート」です。
幼少期から積み上げてきた“動きの基礎”は、身体が大きくなるとそのままでは通用しません。
小さな身体で自在にできていた動きが、急にぎこちなくなる。
せっかくの宝物のような運動能力が、大きな身体に合わずに眠ってしまう…。
これほどもったいないことはありません。
だからこそ、高学年の今が重要な転換期。
成長した身体に合わせて動きをアジャストできた子は、ここから一気に「速く・強く・しなやかに」進化していきます。
逆に、この時期を逃すと“せっかくの能力”を活かしきれずに終わってしまうことも。
「今うまく動けているから大丈夫」ではない理由
保護者の方からよく聞くのが、
「今、うまく動けているからもう大丈夫かな」という声です。
でも実はそこからが本番。
身体が大きくなるこのタイミングを見据えて、基礎をアップデートしておくかどうかが将来を左右します。
この時期を正しく乗り越えられると、子どもたちはまるで羽ばたくように競技力を伸ばしていくのです。
まとめ
だからこそ、この小学校高学年の時期は「次のステージへ進むための架け橋」と言えます。
小さな身体で自在に身につけてきた基本動作や感覚を、大きく成長した身体にきちんと“載せ替える”作業が必要です。
たとえば、
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バランス感覚を新しい体格に合わせて調整すること
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筋力が増した分、正しいフォームでコントロールすること
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身体の重さやリーチの変化に適応して素早く動けるようにすること
こうしたアップデートを経てはじめて、これまでの土台を活かしながら「より速く」「より強く」「よりしなやかに」成長していけます。
逆に、この時期にアップデートを怠ると、せっかく積み上げてきた力が大きな身体に追いつかず、伸び悩んでしまうケースも少なくありません。
だからこそ、「今うまく動けているから安心」ではなく、「今こそアップデートすべき大事な時期」と受けとめてほしいのです。
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